まずは、「はじめに・ご挨拶」からご一読ください。
障がいをもつお子さん・親御さんの衣服や小物に関するお悩み、ハンドメイド作家さんのお悩み、このプロジェクトが始動するきっかけとなった出来事や背景を知っていただけたらと思います。
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・『障がい児服プロジェクト』は次のステージへ
・はじめに・ご挨拶
・このプロジェクトをやろうと思った理由
・プロジェクト実現に立ちはだかる2つの問題
・プロジェクトで実現したいこと
・資金の使い道
・個人でできるご支援
・法人・団体様向けのご支援方法とお願い
・メディア様へのお願い
・法人様からの応援メッセージ
・ご支援者様からの応援メッセージ
・最後に
障がいのある子どもたちへ身体に合ったハンドメイド服を届けたい!
そんな想いから私たちは障がい児服プロジェクトを立ち上げました。
私たちは "生地のM" として主にハンドメイド作家さんに向けた生地の販売をしています。
いわゆる生地屋なのですが、実は私たちスタッフの誰もが生地に詳しくなく、ハンドメイドで何かをつくった経験もありませんでした。
そんな私たちがなぜ生地の販売をはじめたのか?
それは、衰退する日本の繊維産業をなんとかしたい。
海外に安価で流されてしまう生地を適切な価格で購入し、生地づくりに関わる人たちを応援したい。
そんな気持ちがキッカケでした。
「お客さまと一緒に考える生地屋」というコンセプトでこれまで活動した結果、主なコミュニケーションの場であるインスタグラムのフォロワーさんは半年で1万人、1年で2万人超。
フォロワーさんの大多数は自身でハンドメイド作品をつくっている作家さん、そしてお子さんやご家族のためにハンドメイドで小物や服をつくるお母さんです。
そして声を聞いているなかで生まれたプロジェクトが、この障がい児服プロジェクトでした。
日本の障がい児は「約30万人」で、18歳未満人口の約1.8%にあたる。
内閣府による「平成28年生活のしづらさなどに関する調査」で、
身体障害者数(身体障害者手帳所持者数)と知的障害者数(療育手帳所持者数)のうち18歳未満の人数は
合わせて29万2千人であることが確認されました。
出典:「障害者白書」(内閣府) をもとに株式会社BISITS作成
事実、インスタグラムのフォロワーさんに話を聞くと、障がいを持つ子どもの服装や持ち物で悩む親御さんが増えていることに気づきます。
身体に障がいがある場合、服を脱がせたり着せたりするためには市販服だと難しい。
例えば下半身に不自由があるなら、ズボンやパンツをつま先から履いて脱がせることは困難であることもありますし、上半身に不自由があるならシャツの着脱は困難です。
ですから、着脱しやすいようにボタンの位置やボタンの形状など、オーダーメイドで作成する必要があります。
身体の障がいに限らず、知的障がいを持つ子どもでも服の着脱には困難が伴います。
例えば、幼稚園や保育園、学校など、親御さんのサポートが常時得られない環境だと一層困難に。
6歳の障がい児を育てる、山田さんも同じ悩みを抱えていました。
身体の特徴に合わせて服や小物を手づくり
でも本当に心配なのは将来の自立…
「実は、うちの子どもと同じように障がいを持つ子どものために、ハンドメイドで小物作りをはじめようとしていたんです」
こう話す山田さん自身、小学校1年生になった知的障がいを持つお子さんを育てるお母さん。
かつて勤めていた会社では総務を担当し、ハンドメイドに馴染んでいたわけではありません。
ではなぜ、ハンドメイドをするようになったのか?
それはお子さんのために必要なモノをつくろうと考えたことがキッカケでした。
出展:内閣府 令和元年版 障害者⽩書
「うちの子は一人で立って歩くまでにすごく時間がかかりました。そのせいか、座らせるとおなかが柔らかく、自分の上半身を支えることができなくて、前かがみにクニャってなってしまって、、、常に猫背の状態、、、」
「それで、上半身を支えるためにお腹に当てる幅広のクッションをハンドメイドでつくっていました」
山田さんのお子さんが通う園には様々な障がいを抱えたお子さんも通います。
お母さん友だちの話を聞くと、やっぱり困るのは服やかばんなど小物。
例えば筋肉が少なくて全身がふにゃふにゃ、脱力状態の子どももいれば、逆に脳性麻痺の子どもだと身体がガチガチ。
身体がガチガチだと力を抜くことができないので、Tシャツのように頭からかぶせて腕を通す服は、着ることができません。
でも、ボタンで前開きの服なら、袖だけを通すことができれば簡単に着ることができます。
寝たきりのお子さんの場合、もぞもぞ動くとシャツがまくれ上がってきます。すると、お腹が冷えてしまう。
だからロンパースのような、股下で止めるタイプの服ならば、まくれ上がりを防いでくれるので重宝するのですが、、、
身長で100センチを超えると、子ども用のロンパースはなくなってしまうのだそう。大人用があるにはあるけれど、身体の前でボタンで止めるタイプだと、お子さんによっては痛がってしまう。
障がいと言っても、お子さんにより症状は様々。
呼吸器を着けているお子さんの場合、親としては子どもが喜ぶように可愛く飾ってあげたい。
だから、呼吸器へと空気を通すチューブを覆うカバーがほしいという要望もあります。
肌が敏感なお子さん、物心ついて可愛く、カッコよく見せたいという欲求が芽生えたお子さん、他の子と同じような服を着たいというお子さん…
親ならば子どもの希望を叶えてあげたいもの。
しかし、障がいを持つ子どもの場合、身体的特徴から市販の服や小物では希望を叶えることは難しい。
だからこそ、ひとりひとりの個性に合わせてオーダーメイドできるハンドメイドは、
障がいを持つお子さんやお母さんにピッタリの解決策。でも、、、
山田さんは言います。
「お母さん友だちから服や小物をハンドメイドでつくってほしいと依頼されることもあります。
でも、皆が皆、ハンドメイドで依頼できるわけではないんです。
家庭の状況、経済の状況から、市販服で我慢しなければならない家庭もあります」
そして続けます。
「障がい児を持つ親として、自分の子には普通の人と同じように生きていってほしい。そう考えたとき、世間には障がい児向けの服がない中で、ハンドメイドで障がい児向けの服をつくろうというプロジェクトがあると親としては心強いですし、微力かもしれませんが、協力したいと思うんです」
山田さんのお話から気づいたことは、親御さんとして心配なことは、今現在の服や持ち物だけではない、ということです。
将来、親である自分がいなくなってもこの子は自立して生活していくことができるのだろうか?
将来の自立もまた、障がい児を育てる親御さんにとって不安なことです。
私たちは生地の販売を通じ、ハンドメイド作家さんを支援する活動をしてきました。
ハンドメイドの特長は、ひとつひとつ手づくりのオーダーメイドができること。
だから、障がい児向けの服や持ち物をつくり、必要とする家庭に届けることができる、と気づきました。
市販服を着ることができない親子を、一緒に支えていただけませんか?
ハンドメイド作家さんは作品づくりのために生地を購入し、仕上げた作品をオンラインや店舗で販売しています。
中にはお客さんからの要望を聞き、オーダーメイドでひとつひとつを手づくりしている作家さんもいます。
しかし、オーダーメイドでも市販品でもハンドメイドはとても人気があるのですが、
「もっと安くなりませんか?」という声もまた多いのです。
なかには「大手アパレルメーカーなら同じものでもかなり安いのに」という声も耳にしますし、「原価は生地だけなのでもっとお安くできますよね?」という声が届いている作家さんもいます。
ゆえに、ほとんど原価でハンドメイド作品を販売している作家さんもいるほど。
すると作家さんの生活もありますから、ハンドメイドは好きだし続けたいけれども、生活のために他の仕事をしなければならない、という問題が発生してしまっているのです。
もう1つは、障がい児の身体に合う服がないこと
集まった支援金の使用用途は3つです。
1. 作品の材料費として
2. ハンドメイド作家さんへの作品代金として
3. プロジェクトの活動費(オーダーをいただいた際の採寸や試着時のスタッフ移動費)として
ご支援くださったお金から生まれた作品は全て、無償で障がいをお持ちのお子さんへと配布します。
例えば次の金額でこんな服や小物を障がい児へと届けることができます。
3,000円で…よだれ防止用エプロン1枚
5,000円で…義肢装具を持ち運ぶための手提げ袋1枚
8,000円で…体幹サポートクッション1つ
10,000円で…身長100cm超ロンパース1着
30,000円で…入学式や卒業式用シャツ・ブラウス1着
50,000円で…入学式や卒業式用ズボン・スカート1着
80,000円で…入学式や卒業式用ジャケット1着
100,000円で…入学式や卒業式用ワンピース1着
ワンピースを1着つくるには?
障がいを持つお子さんにも親御さんにも喜んでほしい。
そんな想いでハンドメイド作家さんがワンピースを1着つくるとしたら、10万円の費用が必要になります。
なぜなら、お子さんや親御さんはもちろん、ハンドメイド作家さんにも、
生地づくりに関わる職人さんにも、すべての関係者に喜んでもらい、長く仕事を続けてもらう必要があるからです。
例えばワンピースをイチから制作する場合、以下の工程でつくっていきます。
ひとりひとりの身体の個性に合わせたワンピースをつくるには、まず的確な採寸と身体の特徴をつかむ必要があります。
そこでワンピースを希望するお子さんの家にお邪魔して、採寸を取ることからワンピースづくりはスタートします。
身体の採寸と特徴をつかんだら、型紙づくり。
デザイナーが描く服のデザイン画を、服へと仕立てるためにはデザイン画を立体的なものにしていく必要があります。
そのために必要なものが、パターンといわれる型紙。
お子さんが服を着たときのシルエットや揺れ感をも表現する必要があるため、型紙はいくつかのパーツを組み合わせてつくられます。
パターンができたあとは、ハンドメイド作家さんの出番。
いよいよ生地を使っての試作へと移ります。この試作品のことをトワルといいます。
型紙に起こした複数のパーツを組んでいくことから、トワルを組む、と表現しています。
トワルでサイズを確認しているとはいえ、実際に着用する生地で仕立てたワンピースのサイズ感や着心地、身体の動かしやすさは別問題。
ですから簡易的に生地を縫製した「仮縫い」という工程をはさみ、一度お子さんに試着をしていただきます。
ここでできるだけ身体を動かしてもらい、動かしやすさやサイズ、見た目などをチェックします。
ここでは仮縫い後に修正したサイズや身体の動かしやすさの再チェックはもちろん、着心地などの確認や、例えば猫背のような身体的特徴があった場合、補正をかける箇所をチェックしていきます。
中縫い後には縫製を行い、完成品へと仕立てていきます。このときボタンやリボン、レースなどの装飾も取り付けます。
着ていただいて身体を動かし、動かしやすさと見た目を再チェック。縫製などにも問題がなければ納品完了です!
毎月のご支援金は、製作材料費、活動費(採寸・試着時の移動費など)、製作する作家さんへの製作料として充てさせていただきます。
〈ご支援いただいた方へのリターン〉
ご支援いただいた方には、ご支援者様専用サイトにて活動報告ブログの更新情報やプロジェクトの進捗をお伝えして参ります。
今後、当プロジェクトでは障がいを持つお子さん・親御さんに、以下の衣服や小物の提供を予定しております。
〈提供予定の品目〉
ロンパース、スタイ、レッグカバー、Tシャツ、
バギー用ブランケット(車椅子やバギーのサイズに合わせて落ちないように加工を施したもの)
バギー用バッグ(車椅子やバギーでの移動時に使用する介助者用のバッグ)
目安として、3000円でスタイを1枚お届けできるようにしていきたいと考えています。
しかしながら、初期段階では材料費・活動費・製作費で1枚のスタイに3,000円以上かかってしまうのが現状です。
今後、施設などへ複数枚のスタイを提供できるようになったり、過去に作成した型紙データを転用できるようになるなど、活動の経験・実績を積むことで、費用を抑えて仕上げることができるようになると考えています。
ご支援くださる方が増えれば、その分提供できる品目が増えてまいりますので是非ともお力添えを宜しくお願い致します。
🌹1回の寄付で『障がい児服プロジェクト』を応援する🌹
いただいたご支援金は、製作材料費、活動費(採寸・試着時の移動費など)、製作する作家さんへの製作料として充てさせていただきます。
〈ご支援いただいた方へのリターン〉
お礼のメッセージをお送り致します。
また、プロジェクトの活動報告をブログにて定期的にさせていただきます。
毎月のご支援金は、製作材料費、活動費(採寸・試着時の移動費など)、製作する作家さんへの製作料として充てさせていただきます。
〈ご支援いただいた法人・団体様へのリターン〉
ご支援いただく法人・団体様のお名前やロゴデータを、生地のM公式サイト・公式Instagramにてご支援期間中、スポンサー様情報として掲載させていただきます。
ご支援者様専用サイトにて活動報告ブログの更新情報やプロジェクトの進捗をお伝えして参ります。
今後、当プロジェクトでは障がいを持つお子さん・親御さんに、以下の衣服や小物の提供を予定しております。
〈提供予定の品目〉
ロンパース、スタイ、レッグカバー、Tシャツ、
バギー用ブランケット(車椅子やバギーのサイズに合わせて落ちないように加工を施したもの)
バギー用バッグ(車椅子やバギーでの移動時に使用する介助者用のバッグ)
目安として、3000円でスタイを1枚お届けできるようにしていきたいと考えています。
しかしながら、初期段階では材料費・活動費・製作費で1枚のスタイに3,000円以上かかってしまうのが現状です。
今後、施設などへ複数枚のスタイを提供できるようになったり、過去に作成した型紙データを転用できるようになるなど、活動の経験・実績を積むことで、費用を抑えて仕上げることができるようになると考えています。
ご支援くださる方が増えれば、その分提供できる品目が増えてまいりますので是非ともお力添えを宜しくお願い致します。
ご支援金は、製作材料費、活動費(採寸・試着時の移動費など)、製作する作家さんへの製作料として充てさせていただきます。
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当プロジェクトでは
最新のテクノロジーと日本伝統のハンドメイド文化を掛け合わせて個々の特徴にあった次世代の服作りに挑戦し、その先に大量生産、大量消費、大量廃棄からの脱却の道筋を示したいと考え活動しております。
例えば、ページ冒頭で記した3Dスキャナを使ったデジタルトルソーの作成もその一つですし、今後はAIを使って型紙を作成することも考えています。
また、2017年に当時ZOZOの社長を勤めていた前澤友作氏の肝いりで「テクノロジーの力で服のパーソナライズを実現する画期的なサービス」として発表された「ZOZOスーツ」のように、3Dスキャナを使わなくても身体データを計測できるような技術を使用することができないかと考えています。
「大量生産、大量消費、大量廃棄から脱却し、個々の特徴にあった次世代の服作り」を実現するための技術を、私たちにご提供いただくことはできないでしょうか。
また、当プロジェクトと共に活動(協働)していただける法人・団体様も募集しております。
一緒にどんなことができるのか?直接お話できる機会をいただけますと幸いです。
当プロジェクトの活動理念に共感していただける法人・団体様からのご連絡をお待ちしております。
当プロジェクトの代表を務める宮島大輔は、中小企業の財務とマーケティングを支援するコンサルタント事業を営む傍ら2020年3月WHOによる新型コロナウィルスのパンデミック宣言からほどなくして消費者行動の変化をいち早く感じ取り、2020年4月には対面営業を主とする自身のビジネスモデルの転換を決意。
10か月間の準備期間を経て、2021年2月に全くの異業種である生地業界及びEC事業に参入。
事業は1年で20名以上のスタッフを雇用できる規模まで成長しました。
その後は自身の事業でトライ&エラーを繰り返しながら、ECサイトの構築と運用に加え、ウェブマーケティング施策、バックオフィス運用、倉庫・物流運用、そして補助金申請から資金調達まで、EC事業にかかわる一連の仕組みをパッケージ化し、現在はそのパッケージを他社にコンサル提供を行うEC事業のワンストップサービスを展開しています。
宮島が代表を努める「生地のM」では現在、日本の商品・技術・ハンドメイドを世界に広め外貨を獲得して日本経済に貢献する為、ブラジルやドバイを拠点とした海外展開も進めています。
その他にも生地業界全体を巻き込みSDGsにもつながる在庫生地のマーケットプレイス創設への取り組みや、ハンドメイド作家を集めたメタバースコミュニティーの形成、Web3事業への参入など常に時代の先を行く新しい事業にチャレンジしています。
当プロジェクトの活動を継続し、大きくしていくためにも、宮島大輔の社会貢献への想いと宮島が手掛ける事業、そしてその目指すものを、より多くの方に知っていただきたく、ご興味を持たれたメディア様におかれましてはぜひご取材のほど、よろしくお願い致します。
私たちには夢があります。
それは、お母さん、親御さんが願う、障がいをもつお子さんが自立して生きていけるよう、働く環境も私たちが用意できるようになること。
そして、ハンドメイド作家さんがハンドメイドで生活でき、この素晴らしい思いやりの文化を後世へと伝え続けていくことです。
思いやりの輪が広がり、障がい児の服やハンドメイド文化を残すことに繋がってほしい。
ハンドメイドを後世に残していくために、ハンドメイド作家さんには収益が成り立つよう、障がいを持つお子さんの服や持ち物、将来の自立に繋がり、親御さんが安心できるように。
人が持つ思いやりの気持ちの力を、私たちは信じています。
何か感じたら、その思いやりの気持ちを支援という形で、応援していただけるととてもうれしいです。
生地のM 障がい児服プロジェクト代表
宮島 大輔
運営会社:株式会社BISITS